フォルダ管理を"見える化"する発信管理システム開発事例

フォルダ管理を"見える化"する発信管理システム開発事例

はじめに

プロジェクトをフォルダで管理されている方は多いと思います。私もその一人で、開発案件もコンテンツ制作も、すべてサブフォルダ単位で整理しています。

しかし、フォルダ管理が完璧でも、開発案件を起点として別の取り組み、例えば今回がそうなのですが、開発案件を記事にして自社サイトに公開するといったことをしようとする際に 「どのプロジェクトが記事化済みか」「いつ公開したか」が一目でわからないという課題がありました。

結果として、記事作成のタスクに取り組もうとするたびに、一つずつフォルダを開いて確認する...という非効率な作業を繰り返していたのです。

そこで、この課題を解決するため、発信管理システムを開発しました。

解決したかった課題

フォルダは整理されているのに、タスクの完了状態が見えない

私の場合、以下のような管理方法を採用しています:

  • 開発プロジェクトごとにサブフォルダで管理
  • コンテンツ制作もサブフォルダで管理
  • Windows上でのフォルダ管理自体は既に完璧な状態

しかし、タスク管理の観点で見ると、次のような問題がありました:

  • ❌ どのフォルダが記事化済みか、ぱっと見ではわからない
  • ❌ 記事をいつ公開したのか記録がない
  • ❌ 確認のためにフォルダを一つずつ開く必要がある

これは認知負荷が高く、効率も悪い状態でした。

以前にも似た課題を解決していた

実は、今回の記事管理の前にも、コンテンツの公開管理で同様のシステムを開発していました。その時は公開先が3箇所もあったため、3箇所すべての公開状態を管理できるシステムを構築しました。

この経験から、「フォルダ × タスク完了状態」という組み合わせの管理ニーズは、意外と汎用性が高いことに気づいていました。

システムの概要

開発した発信管理システムは、次のような特徴を持っています:

主な機能

  1. フォルダの自動検出
  2. 指定したルートフォルダ配下のサブフォルダを自動的にスキャン
  3. データベースに登録して一覧表示

  4. 公開状態の管理

  5. 記事化済みかどうかをトグルスイッチで管理
  6. 公開日を記録・表示

  7. フォルダへの直接アクセス

  8. ボタン一つでWindowsエクスプローラーからフォルダを開ける
  9. フォルダを探す手間を削減

  10. 視覚的なダッシュボード

  11. すべてのプロジェクトの状態を一画面で把握
  12. 進捗を俯瞰的に確認可能

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技術構成

このシステムは、以下の技術で構築しました:

  • Python + Flask:バックエンドロジック
  • PyWebview:デスクトップアプリケーション化
  • SQLite:データベース
  • HTML/CSS/JavaScript:フロントエンド

Python + PyWebviewという組み合わせを選んだ理由は、Webのデザイン性と柔軟性を活かしながら、ネイティブアプリのような使い心地を実現できるからです。私が最も使い慣れている言語がPythonであることも、開発スピードに貢献しました。

実際の使用感と効果

視覚化がもたらす心理的な効果

このシステムを導入してから、次のような変化がありました:

  • 「あ、そういえばしばらく記事化してないな」と気づける
  • 「おお、こんなに記事化できたか」と達成感を得られる
  • 「数日記事化できたから、今日は他のことに時間を使えるか」と優先順位を判断できる

ビジュアルで状況を見渡せる・把握できるというのは、想像以上に強力でした。

単なる効率化ツールではなく、認知負荷を下げるツールとして機能しています。

「あれ、どこまでやったっけ?」という不安が常に頭の片隅にあると、それだけで集中力が削がれてしまいます。しかし、このツールを開けば:

  • ✅ 進捗の確認(こんなに記事化できたか)
  • ✅ 遅延の検知(しばらく記事化してないな)
  • ✅ 今日の優先順位の判断(他のことに時間を使えるか)

これらが一目でわかるのです。まさに「自分の仕事を俯瞰するダッシュボード」として機能しています。

効率性の向上

フォルダを一つずつ開いて確認する作業がなくなったことで、記事作成タスクに取り組む際の心理的ハードルが大幅に下がりました。

「確認作業が面倒だから後回しにしよう」という先延ばしがなくなり、結果として記事化の頻度も上がっています。

開発期間と工数

今回のシステムは、以前開発していたコンテンツ公開管理システムをベースにしているため、約40分で実装できました。

ベースがない状態からでも、Claude Codeを活用することで、比較的短時間での開発が可能です。

応用範囲の広さ

このシステムの強みは、汎用性の高さにあります。

「サブフォルダで何かを管理している」という状況であれば、様々なシーンで応用できます:

活用例

  • 開発案件の記事化管理(今回のケース)
  • コンテンツの多プラットフォーム公開管理(以前開発したケース)
  • 顧客フォルダ × 定期連絡の実施管理
  • 見積書フォルダ × 送付済みフラグ管理
  • 契約書フォルダ × 更新時期の管理

フォルダで管理しているものに対して、「完了状態」や「日付」などの属性を付与したいというニーズは、業種を問わず存在します。

今後の拡張可能性

現在のバージョンでは、記事化済みかどうかと公開日の管理を行っていますが、さらに以下のような拡張も容易に実装できます:

  • プルダウンによる進捗ステータス管理(未着手/作業中/完了など)
  • 進捗率(%)の入力機能
  • 複数の公開先の管理(YouTube、note、ブログなど)
  • 担当者の割り当て
  • 優先順位の設定

お客様への提案

御社のワークフローに合わせた最適解を

もし「うちでも似たようなツールが欲しい」というご要望がございましたら、7万円からのご提案が可能です。

重要なのは、それぞれの会社様独自の管理の仕方を尊重することだと考えています。

システム導入で最も避けたいのは「せっかく作ったのに使われない」という状況です。そのため、御社の現在のワークフローを丁寧にヒアリングさせていただき、既存の習慣を壊さない形での最適解を一緒に設計・開発させていただきます。

開発の流れ

  1. ヒアリング:現在の管理方法と課題をお聞かせください
  2. 要件定義:御社に最適な機能と仕様を一緒に考えます
  3. 開発:Claude Codeを活用した迅速な開発
  4. テスト・納品:実際に使っていただきながら調整

スピード感を持った開発が可能ですので、お気軽にご相談ください。

おわりに

「フォルダは整理されているのに、タスクの完了状態がわからない」

この課題は、多くの方が抱えているのではないでしょうか。

今回開発した発信管理システムは、シンプルながらも視覚化による認知負荷の軽減という大きな効果をもたらしてくれました。

もし同様の課題をお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。御社の業務に最適化したシステムを、誠実に、スピーディに開発させていただきます。


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