爆速開発を支える自前GitLab環境構築ストーリー

開発ノート・雑感

爆速開発を支える自前GitLab環境構築ストーリー

なぜGitHubではなくGitLabなのか

私の爆速開発の秘訣のひとつは、優れた開発環境を準備していることにある。その中でも特に重要なのが、GitLabでのコードとバージョン管理だ。

ここで「なぜGitHubじゃなくてGitLabなのか?」と思う人もいるだろう。実はこれには明確な理由がある。

セキュリティインシデントから学んだ教訓

かつて、システムセキュリティが甘かったために、とある基幹システムが大損害を出した事件があった。その原因は何かというと、GitHubの公開設定をミスって全公開になってしまい、誰でもソースコードが閲覧できる状態になっていたことだった。

結果として、悪意を持ったクラッカーがコードを解析し、セキュリティホールを発見。それが大きな被害につながったのだ。

GitHubの公開設定ミスは人為的なミスなので、それは当然私にも起こりうる。そう考えた時、GitHubのようなメジャーなプラットフォームよりも、自分で構築したGitLabの方が発見される可能性は格段に少ないと判断した。

自分だけの隠れた開発空間

自分で取得したドメインでDDNSを使っているため、まずそのアドレスにはたどり着けないと思われる。一方で、私は自分で構築したそのアドレスも管理者権限も持っている。

つまり、私だけの空間をインターネット上に持つことで、飛躍的に利便性が向上するというわけだ。

システムエンジニアからサーバーエンジニアへの自然な拡張

ところが、これは誰でもできるわけではない。なぜかというと、GitLabは自分で構築しなければならず、その構築はシステムエンジニアの領域ではなく、サーバーエンジニアの領域だからだ。

だけども、私は自分で開発したシステムをブロードキャストさせたいがために、自ずとサーバーエンジニアの領分まで学ぶに至った。だから私はシステムエンジニアであるけれども、サーバー構築ができるようになったというわけだ。

自分が自分の最高の顧客

結局これは、自分自身が自分の最高の顧客であったことで実現できたことなんだと思う。自分の要求に応えられるのは自分しかいなかったから、自然とできたことなのだ。

結果的に、私は自分のために自分で最高の環境を構築したからこそ、現在爆速開発ができているということだ。

良くやった!自分。


このストーリーは、技術的な独立性がいかに開発効率を向上させるかを示す一例として記録しています。